2022年度一般社団法人日本社会福祉学会
九州地域部会第63回研究大会開催について(ご案内)
第63回の研究大会は、長崎県佐世保市に所在する長崎国際大学でお引き受けすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
前回の第62回大会は、西南学院大学様を開催校として、オンラインにより実施されました。前例のないこととて、開催校の皆様のご苦労もひとかたならぬものがあったものと拝察いたします。その後、1年前に今大会の開催をお引き受けした際には、次回開催時にはコロナもある程度収束し、従来どおり対面で実施できるのでは、との淡い期待がありましたが、その願いもむなしく、今回もオンラインでの開催の運びとなりました。ハウステンボスを間近に控えた本学で皆様と談論風発、というわけにいかないのは残念ではありますが、他面でのオンラインのメリットを活かして、九州はもとより全国各地から多くの皆様にご参加いただけることを楽しみにいたしております。
思えば、私たちと新型コロナウイルスとの「お付き合い」もだいぶ長くなってきました。この間の社会の変容について、ここで改めてふり返る暇もありませんが、これを契機として、社会福祉もその意義と役割を大きく問い直されていることは、論を俟たないところかと思います。
それでもまだ飽き足らないかのように、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻という、時代を見紛うかのような事態も出来し、多くの人命が生存の危機に瀕しています。このような状況の中で、私たちは、そして社会福祉はどのような役割を果たすべきなのか。改めて原点に立ち返って考える機会を、被爆体験を持つここ長崎の地で設けられればと考えました。今回の大会テーマを「福祉と、平和と、長崎と」とさせていただいた所以です。
長崎への原爆投下時、自らの白血病を押して被爆者の救護にあたった故永井隆博士は、その極限状況を「どん底に大地あり」と喝破しました。現代の「どん底」において、社会福祉はいかなる「大地」となりうるのか。永井博士の言葉とともに復興を遂げてきた長崎の地から発信していければと思います。
2022年5月
第63回研究大会実行委員長 脇野 幸太郎
日本社会福祉学会九州地域ブロック理事 片岡 靖子
記
- 大会テーマ
福祉と、平和と、長崎と
-共生社会の実現に向けて―
- 主催
- 日本社会福祉学会九州地域部会第63回研究大会実行委員会
- 日本社会福祉学会九州地域部会
- 日本社会福祉学会
- 後援
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会期・会場・大会参加費・大会参加申し込み方法
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基調講演・シンポジウム
2022年7月10日(日)13:00~16:30 Zoomによるオンライン開催
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研究発表
- 第63回研究大会ホームページ上による動画発表または原稿(紙上)発表(発表者がいずれか選択)
- 2022年7月10日(日)10:00(公開)~7月16日(土)24:00まで
- 大会参加費:無料
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大会参加申し込み方法(6月25日(金)締切)
日本社会福祉学会九州地域部会第63回研究大会ホームページの「参加申し込みフォーム」に必要事項を入力の上、申し込みをしてください。申し込み完了後、申し込み完了通知メールが配信されます。6月以降に、Zoomの案内をメールでご連絡いたします。
- 事前に参加を申し込まれた方のみ、参加できます。大会当日の参加申し込みはできません。
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プログラム
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開会式 13:00~13:20
- 開会挨拶 日本社会福祉学会九州地域ブロック理事 片岡 靖子
- 開催校挨拶 長崎国際大学人間社会学部学部長 池永 正人
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基調講演 13:20~14:20
テーマ: | 福祉と、平和と、長崎と -共生社会の実現に向けて― |
講 師: | 中野 伸彦(なかの のぶひこ)氏(鎮西学院大学 教授) |
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シンポジウム 14:30~16:15(休憩を含む)
テーマ:福祉と、平和と、長崎と
〈シンポジスト〉
- 永山 絹枝氏(長崎作文の会会長・精神保健福祉士)
- 鶴田 保子氏(長崎県社会福祉協議会 事務局長)
- 松村 真美氏(社会福祉法人南高愛隣会 常務理事)
〈コメンテーター〉
〈コーディネーター〉
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閉会式 16:15~16:30
- 次期開催校挨拶
- 閉会挨拶 第63回研究大会実行委員長 脇野 幸太郎
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研究発表申込み(6月10日(金)必着、日本社会福祉学会会員のみ)→申込み期間を6月17日(金)に延長しました
「研究発表申込要領」をご覧いただき、お申し込みください。
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問い合わせ先
日本社会福祉学会九州部会第63回研究大会事務局】
〒859-3298 長崎県佐世保市ハウステンボス町2825-7
長崎国際大学 人間社会学部 社会福祉学科 担当:脇野 幸太郎
E-mail fukushi63kai@gmail.com (大会事務局)