日本経営工学会
 
令和7年度
 
第二回オンライン研究セミナー

講演・セミナー
開催日時:
2026年1月16日(金)15:00 - 17:30
開催場所:
Zoom(オンライン)
参加費:
無料(会員・非会員の区別なく無料で参加できます)

参加登録について

参加登録後の流れ

申込いただいた方には、以下のメールを送付します。

  1. オンライン研究会・セミナー開催1週間前:申込受付およびセミナー案内メール
  2. オンライン研究会・セミナー開催2日前:Zoom情報を記載したメール

参加登録についてのお問い合わせ先

  • 株式会社カンファレンスサービス
  • 担当:次郎丸 沢
  • jima(a t)conferenceservice.jp (a t)を@に変換して使用してください。

講演セミナー(企画行事委員会)

15:00 ~ 16:00
「地域企業との協働による人間を中心に考えた経営工学の実践」
–最前線の現場課題の解決とそれに取り組む人材の育成–
山口 俊憲 氏(山形県立産業技術短期大学校)
概要

地域企業との協働を通じ,人間を中心に据えた経営工学の実践に取り組んでいます.安全で働きやすい現場づくりを目指し,現場課題の解決とそれを担う人材の育成を両輪として進めてきた事例に基づき,経営工学の知見をどのように活用してきたかをご紹介させていただきます.

研究会:サービスメカニズムデザイン研究の展開(サービス部門)

16:00 ~ 17:30

サービスとは,抽象化すると複数主体の相互作用による価値創造と表現でき,これを数理的に捉えるためには,ゲーム理論やメカニズムデザインの視点が有効となります.本研究部門では,ゲーム理論やメカニズムデザインのサービス研究への適用に取り組んでいます.特に,サービス設計に含まれるメカニズムデザインとしての側面,すなわち「サービスメカニズムデザイン」に注目し,そのための方法論の確立と普及に力を入れています.今回のオンライン研究会では,2名の若手研究者による招待講演を企画し,この「サービスメカニズムデザイン」について考えます.

招待講演1:ものづくりのためのメカニズムデザイン
杉之内 将大 氏(青山学院大学 理工学部 経営システム工学科)
概要

現在の生産システム分野では,ものづくりの人間回帰が進展している.人間回帰が進んだ生産の場では,ものづくりに関わる複数の人間の意思決定の相互作用をどのように扱うかが重要となり,そのための方法であるメカニズムデザインに注目が集まりつつある.本発表では,ものづくりの場へのメカニズムデザインの応用について考える.

招待講演2:イノベーションコンテストの報酬メカニズムデザイン
李 相直 氏(日本大学 商学部 経営学科)
概要

イノベーションコンテストは,主催者が広範な参加者に対して解決すべき問題を提示し,優れたソリューションを提案する参加者に報酬を与えるメカニズムである.多様な専門性やスキルを持つ参加者のアイデア創造を促進し、主催者の目的を最大に達成するための報酬スキームの設計は,メカニズムデザインの問題として捉えることができる.本発表では,イノベーションコンテストにおける報酬メカニズムに関する研究の現状と課題を紹介する.